節約上手を目指していると、「お得に買う」「キャンペーンを逃さない」ことに夢中になってしまうことがあります。
でも、“お得”が本当に得になるのは、心と体が元気なときだけ。
今回、実家への帰省を予定していましたが、体調がすぐれずキャンセルすることになりました。
予約していた飛行機もホテルも、これまでにないほどお得な内容。
正直、キャンセルするのが惜しいほどのプランでしたが、最終的には、「無理をしない」ことを選びました。
飛行機もホテルも、今までで一番お得だった
今回の旅は、どこを取っても破格の内容でした。
飛行機はキャンペーン運賃で、通常よりかなり安く予約宿泊予定のホテルも、家族全員の朝食付きで3泊3万円以下通常の半額ほどの価格で、ここまでの好条件はなかなかありません。
「今行かないと、もう二度とこの価格では行けない」と思ったほどです。
来年から子どもが小学生になるため、平日の旅行は難しくなる。タイミング的にも「今しかない」と感じていました。
それでも私は、キャンセルを選びました。
「お得」よりも「健康」と「安心」を優先した理由
体調が万全でないまま旅行しても、楽しめない。
もし無理をして、旅先で体調を崩したら——。
せっかくの思い出も、苦しい記憶になってしまいます。
節約やお得さは、健康でいてこそ意味がある。“お得”を活かせるのは、心も体も整っているときだけ。
お金を失っても、健康を失うよりずっとマシ。そう思えた瞬間、キャンセル料の悔しさよりも「安心」が勝ちました。
無理しない決断も、ひとつの「自分を守る節約」
本音を言えば、自分ひとりなら行っていたと思います。
でも今回は、小さな子どもを連れてのワンオペ帰省。
体調が悪い中で、移動・荷物・子どもの世話を一人でこなすのは現実的ではありません。
「行けばなんとかなる」と思うこともできましたが、それで何かあったら、きっと「無理しなければよかった」と後悔するでしょう。
無理をしないという決断も、自分を大切にするためのひとつの節約。
“使わなかったお金”よりも、“失わなかった体力と心の余裕”のほうが、ずっと価値があると感じました。
節約も体験も、無理せず続けていくことがいちばん大事
節約も、旅行や体験も、「無理をしない」ことが続けるコツ。
一度のキャンセルで損をしたように見えても、無理をしなかった分だけ、次の機会を楽しめる体力と気力が残る。
お得を逃しても、それ以上に得られる気づきがあります。
“損した”と思う経験も、視点を変えればちゃんと“学び”になる。
次に行けるときは、きっともっと笑顔で楽しめるはずです。
まとめ:本当の節約とは、「自分を大切にする選択」
今回のことで気づいたのは、節約も体験も、目的は「幸せに暮らすこと」。
お金を守ることも大切ですが、自分の心と体を守ることも同じくらい大切です。
「行かない勇気」も、立派な節約のひとつだと思います。
お得を逃しても、また次のチャンスがやってきます。
焦らず、自分を大切にしながら、続けられる節約をしていきたいです。


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